《若い人に伝えたい》日本は絶望的な状況にいる。

《若い人に伝えたい》日本は絶望的な状況にいる。

どうも久万 直です。

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私たち若者の多くはお金がなくいつも金欠で悩まされていることだと思います。

そして今日の日本のサラリーマンの年間給与は年々減少の一途を辿っています。

こちらのグラフを見てみましょう。

統計元:平成26年 国税庁 民間給与実態統計調査結果

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この図から分かることは、平成9年(私が生まれた年)を境に平均年収が大きく低下しているということです。日本経済はリーマンショック、円高による輸出産業への影響、東日本大震災、少子高齢化の加速など打撃を与える影響が数多くありましました。

また、日本人の平均給与が減少し続けている原因の一つは国内での成長が見通せなくなっているからだと考えることができます。グローバルな企業競争において企業は成長を見込めそうな企業を買収するM&Aを世界展開で行うようになっています。

最近では、私の尊敬するソフトバンクCEOの孫正義氏が英国半導体メーカーの「ARM社」の買収をはじめ、会社の理念に沿った同志的結合のもと、数多くの企業を買収しています。

このように企業の成長は昔のような国内だけに留まるのではなく、世界規模あるいは国内でのインバウンド的経営手腕が求められてきています。

絶望的な日本の状況

私は性格的に何かをするのに大胆にやってしまいますが、それに至るまでのプロセスは基本的に極めて慎重なタイプです。

そんな私が今後の日本経済について思うことは悲観的なことです。

  • 賃金が上がらない
  • 日銀の物価上昇率2%
  • 人口減少における経済規模の縮小

・賃金が上がらない

このまま国内での成長低下、海外進出による資本の移動により賃金の減少が止まるとは思えない。

日銀の物価上昇率2%目標

アベノミクスの政策の一つに日銀の物価上昇率2%目標があります。当初は、物価上昇率2%の目標を2年以内に達成する見通しだったこの政策も2018 年をめどに見送ることになっています。

私は貧者の視点からこのデフレ脱却の政策は、より経済的格差を広げる要因になるのではないかと考えます。内需産業の停滞による日本人の平均給与が減少し続ける中、貧者にとっては物価が上がるだけというのはいかがなことでしょうか。さらに、追い打ちをかけるように増税の負担も待っています。

むしろ、今のデフレのおかげでお金に余裕のない人が救われているのではないかと思っているぐらいです。

インフレ2%が達成された暁には、多くの一般庶民が経済的苦しさを感じる時がくるでしょう。

人口減少における経済規模の縮小

今後のトレンドとして、人工知能を中心としたテクノロジー産業の発展は凄まじいものだと予想できます。

テクノロジーの発達で私たち人間の仕事は代替されるおようになるでしょう。

また専門的な職業は、特化したテクノロジーが補助的な役割を担いクリエイティブ性を助長するでしょう。

今後のテクノロジーの発達が人口減少問題に歯止めをかける特効薬になるかもしれません。

そのため目に見える日本の人口減少問題が経済規模の縮小に繋がるとは今のところ断言はできませんが、テクノロジーの発達が社会に浸透する調整期間中は国全体で循環するキャッシュフローは低下する可能性があるでしょう。

今はテクノロジーと人間の新しい働き方を模索する過渡期であると思います。

人口減少問題が経済規模を縮小してしまう傾向にあったが、今、企業が世界に勝負をかけるのは市場の開拓を確保し現状を維持するための戦略であるのではないでしょうか。

世界の人口は76億人にも達し、2050年には98億人に達するとも言われいますからね。

今後、人口減少とテクノロジーの発達が絡み合う経済の動向は世界でも日本が先駆的に経験することになるでしょう。

私たち若者はこれからの社会をいかに生きるか、生き抜くかを真剣に考えなければいけない時代に突入しましました。

それでは。