【写真あり】ラインローラーのベアリングを清掃して快適にリールを使おう!ラインローラーの分解・清掃について

【写真あり】ラインローラーのベアリングを清掃して快適にリールを使おう!ラインローラーの分解・清掃について

スピニングリールを巻いていると「カサカサ」「シャカシャカ」と音がなることありませんか?

またそのシャカシャカ音でラインを巻いている時の感度が落ちてしまっていると感じたことはありませんか?

この記事ではそんな異音を解決する方法について紹介します!

ラインローラーとは?

ラインローラーはスピニングリールのベールの横に付いており、ラインを放出する際にコントロールする機能がある部分です。

ラインローラーは回転することで、ラインの動きがスムーズとなりライントラブルの軽減や飛距離を伸ばす役割を担っています。

他にも大型の魚がヒットしたい際に、ドラグの調節もいい感じになるのでおすすめです。

ラインローラーに異音”シャカシャカ”が聞こえる?原因と釣りへの影響は?

リールを使用してある程度の期間が経過すると、ラインを巻いている際にシャカシャカ音が聞こえる時があります。

ラインをかけていない時は異音が聞こえませんが、ラインを通してテンションをかけた状態で巻くとシャカシャカと音がするのはメンテナンスが必要な状態です。

この異音の原因は主に二つです。

・リールの酷使によるオイル切れ
・ベアリング内に砂や海水が入ってしまった

水中の汚れなどがラインに付着し、その汚れがラインローラーに少しずつ蓄積されます。

釣行後の水洗いメンテナンスだけでは落ちない汚れがあるということですね。

ラインローラーのメンテナンスをしてみよう

次は実際に、ラインローラーのメンテナンスをしてみましょう。

ただしこのメンテナンスは中級者〜、あるいは機械の分解が得意な人向けで初心者の方や分からない人はやや難易度が高いのでやらない方がいいです。

各メーカーに問い合わせたり、オーバーホールの点検をしてもらうようにしましょう。

ラインローラーのメンテナンスで必要なもの

ラインローラーの清掃であると良い道具について紹介します。

・オイル
・パーツクリーナー
・ドライバー
・コップ

・キッチンペーパー
・ピンセット
・ベアリング洗浄機(できれば)
・分解図


シマノ(SHIMANO) リール メンテナンス スプレー 2本セット(オイル&グリース) SP-003H 890078

オイルは分解したベアリングに挿して使用します。

オイル・ベアリングセットを発売しているシマノのメンテナンスセットがおすすめで、他の部品にもメンテナンスができます。


KURE パーツクリーナー

分解した部品、一つ一つを洗浄して汚れが落とせます。

汚れ落としに必須のアイテムです。


ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセット (黒) 69068

ベアリングを効率よく洗浄できる機具です。

あると便利で強力に洗浄ができます。


ベッセル(VESSEL) ドライバーセット ファミドラ8 TD-800

口径が小さめのドライバーを用意しましょう。

分解図があると部品の位置を把握しながら調節できるので、出来ればあると良いです。

ラインローラー・洗浄の手順

1:部品の分解

まず部品を一つずつ分解していきます。

プラス・マイナスのドライバーでも回せますが、ネジをなめないように注意して回しましょう。

リールのベール下を抑えるようにネジに力を加えて外しましょう。

各部品が小さいので注意して分解し、パーツをボックスなどに入れて紛失を防ぎましょう。

2, パーツクリーナーで洗浄する

次にパーツクリーナーを用いて洗浄をします。

コップにパーツクリーナーを少量吹きかけ、部品を入れいきます。

私の場合、1時間ほど放置して汚れをしっかりと落としています。

洗い終わったら、キッチンペーパーで汚れを拭き取りましょう。

しばらく乾燥させ、しっかりと濡れを取ります。

3, 部品を組み立て、オイルをベアリングに挿す

パーツクリーナーで洗浄後、部品が乾燥したらベアリングにオイルを挿しましょう。

オイルは1滴垂らすぐらいがちょうど良いです。

4, 部品を組み立てて完成!

パーツを組み立て直して完成です。

パーツの向き、部品の順番を要チェックしてから組み立てましょう!

ラインローラーの清掃をして、快適な釣りを

今回はラインローラーのメンテナンス方法について紹介しました。

ラインローラーは水中でのラインの感度を知る大切なパーツです。

異音なく巻き取れる状態であれば、それだけ水中の様子を感じ取れるので釣りのストレスも減ります。

1年に数回で良いので、定期的にメンテナンスを行い使用しているスピニングリールの状態を良好に保つようにしましょう。