今の若い人が知っておくべきお金のこと 〈金持ち父さん、貧乏父さんから学んだ一つの真実〉
- 投稿日:2017.08.01 /更新日:2018.02.23
- 20代の学び 20台からのお金の勉強

〈金持ち父さん、貧乏父さんから学んだ一つの真実〉
こんにちは久万です。
突然ですが、皆さんにとってお金とはどういう存在でしょうか。
生活費、教育費、趣味に充てるお金、交際費。お金はずっと昔から価値の抽象的な交換物であり様々な用途に使用されてきましました。
お金は私たちの基本的な生活を保障し、そして余剰な所得をもって個々人の夢や趣味を叶えるものであると考えます。
しかし、近年の巨大なグローバル市場における資本主義の形態は資本(お金)のバランス均衡が上手く取れなくなりつつあると思っています。
お金について自分が考えていることをシェアしたいと思います。
若い人にこそ伝えたいお金のこと、これからのことがあります。
- 【富の格差が進行中】
- 【なぜお金持ちと貧乏な人が生まれたのか】
- 【お金は人生のエネルギー、どんな人生を生きたいのか?】
1.【富の格差が進行中】
・アメリカをはじめ、世界中の先進国を中心に富の格差が深刻な問題となっています。
下図は所得(income)と資産(wealth)を比較したグラフ。

日本では、それぞれ41%(所得)と34%(資産)であります。
・8人の富裕層の資産は、世界人口の36億人分の資産を保有しています。
今年の一月、驚くべきニュースがありましました。
フォーブス誌でも紹介されるような著名な資産家達が、経済的貧困にある下位36億人分の資産を保有していると発表されましました。
皆さんもご存じの面々ではないでしょうか?

このように自分のビジネスや投資で大成功した人物は巨万の富を生み出す一方、明日の生活もままならない多くの人が世界にはいます。
これは日本の社会でも急速に起きつつある現象であり、今後人口の減少と経済成長率の低下により増々富を持つ者、持たざる者を生み出すことになるでしょう。
2.【なぜお金持ちと貧乏な人が生まれてるのか】
・資本主義社会はr>gで成り立っている。
r=資本収益率
g=経済成長率 を意味します。
フランス・パリの経済学者であるトマ・ピケティ氏は「21世紀の資本」を発表し世界中の格差問題に悩む人々に読まれましました。
この本は、富の格差が起きるメカニズムを大量のデータを元に解明しています。
私が興味を持ったのは資本収益率にあたる金融資産(資本所得)は、経済成長率(労働所得)に勝る結果を出し続けてきたこと。
『もう少し分かりやすく説明すると、資本所得は金融資産として持つ株券、不動産などの不労所得を意味し、経済成長率は労働を中心とした労働所得を意味します。』
そして、この資本収益率(r)は4-5%/年であるのに対し経済成長率(g)は1-1.5%/年であります。
r>gが教えてくれることは、資本主義は自ずと富の格差を生み出し資本家と労働者の対立を生み出す構造になっていることなのです。
3.【お金は人生のエネルギー、どんな人生を生きたいのか?】
私がお金について学んだキッカケになったのは、ベストセラーとなったお金に関する本「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んでから。〈ロバートキヨサキ氏〉
そもそも何故読んだのか?
私の好きなことは釣りです。4歳のときに釣りを体験してからずっと釣りに魅了され、影響されながら生きてきましました。

釣り竿やリール、ライン(糸)、ルアー、餌、釣り針など釣り具にはお金が結構かかるのです。
私は特に、釣り旅が好きですから旅をするための旅費でさらに資金が必要でしました。
ある時、疑問に思った。
消費を続けるだけでは、金銭的な悩みから解放されることはない。
最近、巷では「好きなことで生きていく」、「好きなことで生きていこう」といったキャッチフレーズを見かけることが多い。
確かに、好きなことで生きていける人生は面白いし楽しい。それは私も望む人生の一つです。
しかし、好きなことだけで生きていけるほど実際は生易しいものではないと思います。
運や才能によって人生の活路を大きく見出す人もいますが皆が皆そのような成功を得ることはできません。
私が目指すのは経済的な自由を得た上での、真の自由を得ること。そして、夢に向かって進むこと。
「人生は金だけじゃないよ』
こんな言葉も聞くが、私から言わせればこの言葉を言う人に限って金持ちが多い。
金持ちが「人生は金だけじゃないよ」と言えるのは生活する分には全く困らないことを前提にした上で、自分の生き方や夢、志に向かって生きているのではないか。
私が「金持ち父さん、貧乏父さん」から学んだことはキャッシュフロー(お金の流れ)を理解し、自分の資産を持つことであります。
そして、お金のために働くのではなくお金に働いてもらうことが重要なのであります。
トマピケティが紹介した「r>g」からも分かるように、労働所得から得られる収入だけでは資本所得を上回ることは不可能であり今後もこの資本構造は変わることはないだろう。
もちろん今後の技術革新によって多くの職業が無くなり、人の雇用が希薄するにつれベーシック・インカムなどの新しい収入源が創出されるかもしれない。
しかし、その成熟した技術革新の加速が一部のプラットフォーマー・作り手に莫大の資産をもたらし、機械化された仕事は労働者の仕事を奪うことになるだろう。
そのため、もし労働からの所得で生活をしようとすると、働いても働いても資産が一向に増えないラットレースから抜け出すことができないのであります。〈ラットレースという言葉はロバートキヨサキ氏の金持ち父さん、貧乏父さんで紹介されている〉
だから、お金持ちになりたいのであればお金持ちになるための適切な行動を起こさなければならない。
自分の成りたい将来・目的を考え、行動を起こしていく。
このプロセスを若い頃から意識し実践していくことによって将来の大きな成功への蓋然性が高くなると思います。
皆さんにとって人生とは何でしょうか、お金とは何でしょうか?考えるきっかけにしてみてください。

1997年生まれ。24歳。
「若者がグローバルな社会で生き抜くために」をモットーに記事を書いています。趣味である釣りに関する記事も多数執筆。
-
前の記事
記事がありません
-
次の記事
自分に正直になれる媒体を持とう。 2017.08.02