現代の成功って何だろう。20歳の私が考えること。『金、名誉、権力、自由、夢』

           
  • 投稿日:2017.09.06 /更新日:2017.09.06
  • 20代の学び
現代の成功って何だろう。20歳の私が考えること。『金、名誉、権力、自由、夢』

若者よ、成功について考えてみよう。

 

グローバル社会が加速する現代。

今の若者にとって、成功とは何だろうか。

一世代前の親世代にとっての成功とは、金や権力、名誉といった顕示的欲求を満たすものが多かった。

1986-1991年頃まで続いた日本のバブルは、まさに金と権力がうごめく騒乱の時代です。

平成生まれの若い人たちはバブルが弾け日本の経済成長が停滞している時代に生まれた。

経済的不安定の元、若者にとって厳しい時代になっていると私は感じている。

しかし他方で、その経済的不調による人間の精神的不安を少しでも緩和するインターネットに関する技術が凄まじい勢いで我々の生活に浸透しています。

私はインターネットが現代の若者に成功再定義」を持ちかけているのではないかと思う。

 

これからの人にとって成功とは世界市民としての自覚と責任を持つこと。

ちょっと偏重な意見かもしれませんが「世界市民としての自覚と責任」とはどういうことでしょうか。

マークザッカーバーグが語った「目的意識」について

FacebookのCEOマークザッカーバーグ氏が今年の五月末にハーバード大学で卒業式の祝辞を取り上げた時のこと。

 

大きな目的に進もうとすると、狂人扱いをされてしまう。「何をやっているのかわかっていない」と非難されます。でも、事前に全部わかっているなんてことは不可能です。ミスを恐れるあまり、何もしないでいたら、結局何もできなくなります。〜皆が目的を持てるようにすること。それが大切なのです。

 

そして、

 

しかし今日、僕らの社会は深刻な格差の問題を抱えている。その格差のために、誰かがアイデアを実行に移すことができなかったら、それはみんなにとっての損失になります。

マークザッカーバーグ氏は若年齢で一番資産を持つ人としても有名な人物。

彼が述べた卒業式のスピーチは、直面する私たちの諸課題に取り組むこと。そしてみんなが目的を持って挑戦することができる社会が大切であると言っている。

彼のこの言葉は、既存の「成功モデル」の概念を打ち壊す概念であると思います。

成功とは今までの認識では金や権力、名誉といった欲求を満たすものです。

しかし、彼が打ち出す成功の形とは「社会課題に向き合い、目的を持って進むこと」で得られる欲求です。

皆んなで世界を、社会をより良い場所にしようとする気持ちの働きが、彼を前進させる動力になっている。

資本主義社会において、成功の一つにお金があることは間違いないでしょう。

なんだかんだ言って、お金があると自由な時間を得ることができるし資本を投げ打って事業を興したり投資したりすることができますよね。

大切なことは、自分が社会の構成員として大きな目的を掲げ達成するために挑戦できること。

そのためにも、志ある人が自分の目的に参加できる自由を持てることが大事なことだと思う。

成功するということが、必ずしも金や権力、名誉ではなく、社会課題や自分の信じることを貫き通す姿なのではないでしょうか。

そして技術革新、特にインターネットの発達が大きく社会のアイデンティティを変容させている。

例えば、SNSやメディアサイトなどの普及が、世界で起きている深刻な社会問題を表に出すとなった。

ミレニアル世代(1980〜2000年ごろに生まれた世代)の人たちのアイデンティティとは地球の裏側で起きているようなことに対しても耳を傾けるアンテナがあり世界市民としての自覚を強く持つようになったことでしょう。

 

これからは、インターネットによって人が認識する現実が変化していく。

 

今まで:現実⇨自分が目で見たもの・生活環境で形成される思考への帰属意識(受け身な思考の帰属意識)

ここ最近:現実⇨自分の帰属する仮想空間のコミュニティ・自分の思考をネットを通じて形成できる・脱集団主義(個人主義が強くなった)・世界的市民への帰属意識が強まる。

世界市民の意識を持つことは、インターネットを通じて自分の身の回りの人とのコミュニケーションや慣例・文化などから距離を置くことも意味しています。

そのため、身の回りの生活で個人主義の思考に陥りがちになります。

私は個人主義的になってしまう典型的な例で、世界中の様々な情報をリアルタイムで受信することで身の回りの生活環境とネットで生きる環境に見境が付かなくなりつつあり、インターネットの世界で生きていると感じることがより強くなっている。(インターネットのメリットは、自分と同じようなことに興味を持つ人と容易に繋がることができるからです。)

 

『世界市民の自覚と責任を持つ』とは、目先の現実問題を抱えるのに理想論を掲げてると思われるかもしれません。

しかし、このような理想を堂々と人に語れること、そして聞く人が批判をするのではなく寛容に受け入れられることも重要なことだと思います。

成功ってなんだろうって言う話でしました。

皆さんのご意見もお聞きしたいです。

宜しければ、コメント欄でコメントよろしくお願いします!

 

追記

本記事を書いている途中、何度も手が止まりましました。成功とは一括りに定義できるものではないからです。

私が、成功について書こうと思ったキッカケは日本の多くの若者が特に何も考えずに社会のレールを歩いているだけのように見えるからです。挑戦できる環境があるにも関わらず、足踏みしている人、何も考えず傍観している人、人の挑戦を笑う人が多いこと。

私が20年間生きて感じたことは日本では出る杭を打つ傾向が強いことだと思う。

ネットを通じあらゆる人と繋がれる時代においては、そんなギスギスした環境から脱し自分の興味・関心ごとを追いかけることができると考えています。

幸せとは何か?、成功とは何か、今一度現代人の視点に立ち返って考察した次第であります。