春のシーバスは偏食気味!?春に投げたいルアーBEST3
春になると冬の寒さで釣りに行く機会が減っていた釣り人が、春の暖かさにつられ釣りに活発に行き出す時期ではないだろうか。
特に海のルアー釣りをするなら、外せないターゲットはシーバスです。
年間を通じて狙える魚だが、春はバチ抜けや小魚を対象に捕食する傾向が強く数釣りから大物のシーバスまで幅広く狙えます。
今回は春のシーバスを攻略する上で抑えたいポイントについて紹介します。
春のシーバスパターンとは?(3月~5月)
春になると気温の上昇とともに、水温も徐々に上がる。
それは水中が賑やかになる季節を知らせる。
春の一大イベント 「バチ抜け」 をはじめ、アミ (小エビの仲間)、ハク (ボラの幼魚)、 稚アユ (アユの幼魚) とベイト類も豊富で、シーバスの活性も上がりだす。「バチ抜け」 とはイソメやゴカイ類の産卵の事を指す。
アミ(小エビの仲間)
ハク(ボラの幼魚)
稚アユ (アユの幼魚)
バチ抜け
出典:2018年バチ抜け期待値カレンダー | 【バチ抜けルアー】リアル人気ランキング〜シーバスアングラー2172人が選んだ本当に釣れるシーバスルアー〜
イソメやゴカイ類を総称して 「バチ」 と呼び、それが産卵のため砂から這い出して抜けるので 「バチ抜け」 と呼ぶ。
冬場に沖合いで産卵を終えたシーバスは春先、産卵により失われた体力を回復するために多くの栄養分を必要とします。
しかしながらこの時期のシーバスは体力を使い果たしており、また低下している水温の影響もあって、活発に動いてベイトフィッシュを捕食することができない。
そこでバチやアミといった水中を漂う生物や、泳ぎの達者でない稚アユやハクといったベイトが格好のエサとなります。
地域差はあるものの、やはりバチと稚アユの2大ベイトの攻略が春シーバスをキャッチする上で重要なパターンです。
春シーバスのポイント!
地域差はあるものの、私がメインフィールドとする関西近郊ではだいたい3月中旬頃からバチや稚アユがメインベイトとなり始める。
バチは大潮の満潮前後に抜けやすいと言われている。
また時間的には夜8時、9時頃の発生率が高く、したがってメインはナイトゲームでの攻略となります。
具体的には河川や運河、港を狙うのが良い。
中でも河口部が最有力であり、河口が絡むサーフも有力です。
また光に集る習性があるので、常夜灯のある漁港などの場所が釣りやすい。
こういった場所には稚アユも集まりやすい。
稚アユパターンも地域差こそあるものの主に3月から5月になることが多く、バチ抜けパターンと重なることが多い。
よって混在するポイントでは稚アユパターンなのか、バチ抜けパターンなのかの判断が難しいときもあります。
春シーバスの誘い方!ルアーアクションとサイズ、シルエットについて
ルアーアクション
春は特に小型のベイトが多くなるため、小型のルアーがおすすめです。
またバチを模した細みのルアーが有効で積極的に使いたい。
アクションに関してはまだ水温も低いため、産卵後の個体は体力の低下から活発なベイトの捕食は苦手であるため。
そのため、出来るだけスローにルアーを動す事が重要であります。
ルアーを引いてくるというよりは、流れにのせて漂わすだけといったイメージが正解。
ルアーのサイズ/シルエット
バチのサイズは大も小もいるが10cm程度のバチが一般的。
よってそれに近い9cm前後の細みのシルエットが効く。
そのサイズだと稚アユを捕食している個体には見向きもされないのでは!?と疑問視されそうだが、細みのルアーは水中ではかなり小さく見えるらしく、稚アユを捕食している個体にも有効であります。
魚はベイトを尾びれ側から襲うことが多いが、細みのルアーを後ろから見れば、ボディに厚みがない分、実際の長さより小さく見えてしまう。
しかしながら稚アユパターンはマイクロベイトパターンとも呼ばれ、サイズの小さい稚アユにシーバスが反応してしまうと、稚アユよりも大きいルアーへの反応が悪くなることもあります。
よって小型のルアーも絡めたローテーションを組み立てて攻めることとなります。
春シーバスに効くルアーBEST 3
春のシーバスに効くルアー選定のポイントはタイトでナチュラルなアクション、そしてあまり動きのないものがおすすめです。
この時期はキビキビ動くルアーへの反応が極めて鈍いためです。
いずれも春に効く、一軍のルアーを見てみよう。
<No.3>
ラッキークラフト(LUCKY CRAFT)SHINGOワンダー60 (256 オーロラゴールド)
遅い沈下速度を生かして、軽くトゥイッチを入れながら流す。弱った小魚が沈みながら流されていく姿を演出する!
以上で挙げたルアーが春シーバスを攻略する上でおすすめです。
今年も全国各地で春のシーバス釣りが開幕します。
釣果情報もチラホラと聞こえ始め、春のシーバスを釣りたいと熱を上げるアングラーも多いはず。
春の訪れに是非、大きなシーバスを釣り上げて欲しい。
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