【便利過ぎ】スウェーデントーチ の作り方とは?木を使ったコンロが魅力的!

「スウェーデントーチ 」ってなんだかおしゃれな響きですよね。
丸太や角材を用いて、真ん中に空洞ができているスウェーデントーチ 。火を灯すと、ボウボウとしっかりと燃えてくれるので暖をとれるだけでなく安定した料理コンロにまでなってしまいます。
そんな私は、スウェーデントーチ作りに熱中している者です。
この記事では、以下のようなお悩みにお答えします。
・スウェーデントーチを作るための道具や木の種類について分からない
・そもそも丸太ってどこで入手するべき?
キャンプやバーベキューでも大活躍するスウェーデントーチの作り方について解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
スウェーデントーチを作ってみたい
私がスウェーデントーチの存在を知ったのは、2019年の10月頃でした。当時、キャンプ好きな友人からスウェーデントーチ と呼ばれる「丸太で作れる焚き火」について教えてもらいました。
少し調べてみると、スウェーデントーチ は「おしゃれ」「実用性も抜群に良い」「キャンプやバーベキューでも最適」「DIYで作るのが楽しそう」という印象を持ちました。
そこで早速、スウェーデントーチを作ってみました!
チェンソーで4等分に切り込みを入れてみました。この後、使用してみたのですが4-5時間の燃焼で暖まりながらキャンプを楽しめました◎
自作でスウェーデントーチを作りたい!必要な木・道具とは?
スウェーデントーチに最適なサイズ/木の種類/入手方法
最適な木のサイズ
スウェーデントーチで必要な木は、乾燥していることが前提となります。乾燥している木であれば、まず燃えてくれます。
そして、木のサイズは入手する木の状態に大きく依存します。ですが、スウェーデントーチを十分に楽しめるサイズ感は、直径20cm以上と高さ30cm-40cmほどがおすすめです。
木の直径 | 20cm以上が安定した火力になりやすい |
木の高さ | 30-40cmほどがおすすめ |
木の種類
また、木の種類は針葉樹と広葉樹とで燃え方に特徴があります。
針葉樹は葉っぱが針のように細長い樹木のことで、材質が柔らかめで軽い特徴があります。他方、広葉樹は葉っぱが平らで広い状態になっており、材質が硬くて重い特徴があります。
材質が柔らかく、軽い特徴のある針葉樹は燃え尽きが良いです。一方で、広葉樹のように材質が硬くて、重い木は火力は抑えめですが、長時間の燃焼が可能になります。
両者の違いは、木を作り上げている一つ一つの細胞と空気における比重に違いがあるためです。そもそも、木における細胞同士の間には空気が通っていて、目には見えない小さな空気穴があります。
例えば、針葉樹は細胞同士を繋ぐ空気の隙間が広いので、針葉樹の細胞密度が低くなるため柔らかく、軽い材質となります。
反対に、広葉樹は細胞同士を繋ぐ空気の隙間が狭いので、広葉樹の細胞密度が高くなるため硬く、重い材質となります。
種類 | 燃焼時間 | |
針葉樹 | ヒノキ、スギ、アカマツ、ツガ | 1-2時間 |
広葉樹 | ケヤキ、ミズナラ、クリ、クスノキ | 3-5時間 |
木の種類によって燃焼時間は大きく変わる傾向にあります。個人的には燃焼力の安定性を重視した、広葉樹が好きです。
木の入手方法
スウェーデントーチを自分で作る際に必要なのが木になります。田舎の方に住んでいる方であれば、雑木林の間伐材を活用できます。実際、私はご近所の栗林で伐採された木を頂いてきました。
とはいえ、簡単にはスウェーデントーチ用の木を準備できないかもしれません。自分では作成せずに通販でも購入してしまうのもアリですね。
ですが、1から作りたい人は切り落としされた木材などを購入してみるのもおすすめです。
チェンソーは必須
スウェーデントーチ を作るのであれば、チェンソーが必須になります。
私もチェンソーはなんだか怖いし、ノコギリを使用して作れたら良いなと思っていました。ですが、スウェーデントーチを作るのであればチェンソーは必須アイテムです。
何故かというと、スウェーデントーチは木の間に空気を送り込んで火力を生み出しているため、広めの空洞を木の中に入れて作る必要があります。
それゆえ、ノコギリの刃だと細すぎて空気を送り込めるほどの空洞が作れないです。チェンソーであれば刃の横幅があるので、空気を送り込んで十分な火力を生成できるようになります。
薪を用いてスウェーデントーチも作れる
薪を用いたスウェーデントーチでは、重くて、太い丸太を用意しなくても作れてしまいます。丸太単体を準備するのは大変ですが、薪であれば簡単に購入できるのでおすすめな方法です。
始めに、薪の長さを合わせて針金でグルグルと巻きつけます。火力もそこそこ安定しやすく、コンロで使用する五徳さえあれば料理も可能です。
ただし、デメリットとしては下方向まで火が燃えてくるとバランスを崩しやすいこともあります。暖を取ったり、アクティビティとして楽しむ分にはおすすめな方法です。
スウェーデントーチ作りにおける4つのステップ
スウェーデントーチ 作りはめちゃくちゃ楽しいです。
私も楽しみながらチェンソーでカットして作成しましたが、意外と体力を使う作業と感じました。それでもカットしているときの快感が良く、ストレス解消にもなりました。
カットした木を用意する
まずはカットした木を用意しましょう。一般的に丸太タイプの木をスウェーデントーチとして使用しますが、4等分ほどにカットしたものであれば十分に使用可能です。
木の状態は乾燥しているものが良く、含水率は20%ほどが目安になります。目測として、木の表面がカサカサしている状態であれば、しっかりと燃えます。
木の皮は乾燥していると取れてしまうこともありますが、燃焼自体に問題はありませんよ。
チェンソーで深さ8割を意識してカットする
次に、丸太を用意したらチェンソーを用いて4等分にカットしていきましょう!表面の面積が広い場合は、6等分などにして火の通りが良くなるようにカットします。
チェンソーの根元部分から刃をいれて、しっかりと抑えながら垂直に切り込みをいれます。一定の切り込みをいれたら、反対方向にして丸太に切り込みをいれましょう。
もっとも大切なのが、木の燃焼をちょうど良くするために、約8割ほどまで切り込みを入れます。木のクロスする部分を目安にして、等分ごとにカットしていきましょう。
カットが完了すると真ん中付近に大きめな穴が出来ているか確認しましょう。大きな穴があれば、そこに木くずを入れて着火が容易になります。
完成!おがくずも集めておく
チェンソーで均一に切り込みを入れたら、完成です!切り込みから溢れたおがくずは、着火する際の材料としても活用できます。
キャンプからバーベキューまで、野外活動で活躍間違いなし!
スウェーデントーチを楽しもう
スウェーデントーチに着火がしたら、暖を取るのも良し、料理をするのも良しです。平面なスウェーデントーチ なので、フライパンやヤカンを置きながら料理が楽しめます。
安定した火力を維持しながら料理を出来るのが斬新で、炭火や焚き火をしなくても料理が可能なのが嬉しかったです。
スウェーデントーチの後片付けは簡単です
スウェーデントーチ は下の部分まで火を通さずとも、水を掛ければ消火できます。また、燃え過ぎていなければ下の部分を持って運ぶことも可能です。
カットした等分上に燃えていき、細くなる部分が特に燃え尽きが良くなります。何もせずとも徐々に火力が落ちていくので、何もする必要はありませんが、気になる方は消火しておきましょう。
まとめ:スウェーデントーチをDIY製作するのは楽しかった!
いかがでしたか?
スウェーデントーチ作りは、丸太を自分で加工するので楽しいのですが、労力は使います。ですが、丸太や角材の状態から作成できるので慣れてくると簡単に作れるようになります。
燃焼力は木の種類によっても異なり、針葉樹系は暖を取る用、広葉樹系はじんわり暖を取りながら長時間使用する用として利用するのがおすすめです。
仲間とのキャンプやバーベキューで盛り上がること間違いなしなので、試してみると面白いと思います。
【スウェーデントーチ制作の動画も撮影しました!】

1997年生まれ。24歳。
「若者がグローバルな社会で生き抜くために」をモットーに記事を書いています。趣味である釣りに関する記事も多数執筆。
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