【動画あり】茨城サーフでヒラメ釣りを攻略!ポイントから独自のタックル戦略まで公開

茨城のサーフ釣りを始めること3年。多くのサーフヒラメ師にお世話になりながら、ここまでやってこれました。
そうです、2016年12月からヒラメ釣りを始め、2019年12月、遂にヒラメを釣り上げることができました。釣行頻度はシーズン中に年15回ほどでしょうか、本当に記憶を遡るだけで途方もないほどヒラメ釣りに挑戦したと思います。
元々はヒラメ釣りが得意な友人に誘われて始めましたが、遂にヒラメを釣り上げることができました。私は茨城県内のヒラメ釣りにしか挑戦したことがありませんが、一匹を釣るための道のりは果てしなく遠かったです。
当記事では、茨城サーフを攻略する上で過去の私が「もっと早期に知っていれば、より早くヒラメが釣れたのに」と実感した点について惜しみなくシェアします。悩めるサーフヒラメ師にとって、解決の糸口になれば嬉しく思います。
茨城サーフでヒラメ釣りに挑戦してみた結果
舞台はある砂浜。名前を正確に覚えてないで釣りをしているという、致命的なミスを犯していますね。
2019年の冬は茨城川の海水温度が下がらず、水温17度台でした。イワシが各地のサーフで接岸していることもあり、ヒラメや青物の釣果情報も多く取り寄せられていました。
ちょっと自分でも頭の悪さ、柔軟性のない思考を露呈していることになるのですが、今までは35g以降のハードルアーは重すぎて釣れなそうという固定観念がありました。
というのも、普段はブラックバス釣りをしている筆者。ハードルアーで、ギラギラと光るタイプのジグ系ルアーよりもソフトワームを投げていた方が釣れると思い込んでいました。
このような背景の元、ヒラメ釣りをする際も20-30g程度のジグヘッドに4-5インチクラスのソフトワームを装着して釣りをしていました。当時、釣りをしながら思ったことを鮮明に覚えています。
全然釣れそうな気配がしない。
そんな私を差し置くかのように、ヒラメ釣りが上手な友人は何匹もヒラメを釣り上げていました。彼が使用しているのは全て、飛距離の稼げるジグで40g前後のルアーでした。
ですが、友人の使用しているルアーは一個当たりで2000円ほどはしたんですよね。ラインの高切れや根掛りを考慮すると、勿体無い気持ちでとても手が出せませんでした(ポイントの見極めができるようになり、根がかりは激減しました)。
徐々にヒラメ釣りへの戦略をシフトし始めた筆者。遂に、飛距離を稼げるジグ系ルアーで広範囲をスピーディに誘う釣り方を実践してみることにしました。バイト数も増えてきており、もしかしたらの一匹があるかもしれないと思っていました。
そして、念願のヒラメをゲット!サイズは45cmでした。
「石の上にも3年」という言葉があるように、いつもは友人の釣り上げたヒラメを横目で見ていた私。今回はしっかりとヒラメを自分の手で釣り上げました。
使用したタックル
参考までに私が使用したタックルについて情報を追記しておきますね。ヒラメ専用の高級ロッドや高級リールであるステラやヴァンキッシュを使用している訳ではありませんが、釣れたので良しです。
茨城サーフのヒラメ釣りは、飛距離が重要ですのでロッドはスペックの高い上位モデルを揃えても良いです◎
ロッド
シーバス用のロッドとして購入しましたが、そのままヒラメ釣りでも併用していました。
リール
リールはナスキー4000XGモデルです。ギア比が高いので、ライン回収も楽に行えました。1万円代で購入できますが、使いやすいので軽い気持ちでヒラメ釣りを始めたいと考えている方に向いています。
ライン
ラインはPEライン1,2号を200m、きっちりと巻き取りました。下巻きのラインで糸巻き量は調整しています。
リーダー
リーダーは25lのフロロリーダーを使用しました。ちょっと太すぎるかもしれませんが、ルアーロストを防ぎたい理由からです(リーダーの太さは20lbほどあれば、十分だと思います)。
ルアー
フリッパーの40g、そしてピンクカラーを選んだのはヒラメにハイアピールできるかもしれないと考えたためです。結果として、しっかりとヒラメからのバイトがありました。
茨城サーフのヒラメ釣りを攻略する上で抑えておきたい3つのこと
茨城サーフにおけるヒラメ釣りを攻略するためには、釣れるルアー、地形の特徴、ヒラメとベイトの関係の3つを抑えておく必要があります。サーフヒラメを攻略するためには、闇雲に広大な大海原にルアーをキャストしても無意味です。
残酷な事実ですが、地形の変化やベイトとヒラメの関係性などを無視して釣りをしていました。結果として、長い間のゼロ釣果。
ヒラメ釣りを辞めようかなと思った日が何度もありました。
茨城のサーフにおけるヒラメの特徴を抑えておけば、ヒラメのキャッチ率も上がります。
とにかく飛距離!最低でも50m以上は飛ばせるルアー選びを
茨城のサーフにおける地形の特徴は二つに別れます。
- 遠浅なサーフ
- 深場なポイントが混ざるサーフ
筆者が主な釣り場としていたのは、深場となるポイントが混ざるサーフでした。全体的に手前が深く、30m先までは浅い。そして30m以降はまた深くなっているようなポイントです。
説明しにくいのですが、複雑な地形変化に富んおり、深場になるポイントがランダムに形成されているようなポイントです。また、潮目や離岸流の発生ポイントでは、明確な深場が形成されていました。
一方、鹿島方面のサーフでは遠浅なサーフが特徴的でした。筆者は、遠浅なサーフはあまり行ってないですが最低でも50mの飛距離はないと釣りにならない感じでした。手前が浅いので、ヒラメを集中的に狙えないからです。
遠浅なサーフも深場なサーフも共通していることは、地形の変化が明確にあることです。これらの地形変化があるポイントは、確実にヒラメが入ってきやすいです。
飛距離は最低でも50m、欲しい距離としては70-80mぐらいになります。私はジグ系のルアーをキャストすることで、空気抵抗の多いワームでは実現できなかった飛距離を伸ばしました。
もしかしたらですが、ヒラメを釣るのにルアーやワームの存在はあまり重要な要素ではないのかもしれません。それより、しっかりとヒラメの前にルアーを通せることが大切だと思いました。
飛距離が稼げるルアーなのか?飛距離を出せるタックルバランスなのか?をいま一度、確認してみてください。
*実績高いルアー
44gなので相当重いですが、スロー系なシンキングペンシルです。友人が大遠投をして、ヒラメをコンスタントに釣り上げていました。
細長いシルエット、かっこいい顔付きのウェッジ。マットピンクカラーはなんだか釣れそうですよね。デザインもフリッパーの顔付きに似ており、しっかりと沈ませて誘えるのが嬉しいです。
シマノから発売されているスピンビームTG(タングステン)は、ジグ系の定番かもしれませんね。小ぶりなベイトが入っている時に最適ですし、飛距離も稼げるルアーです。
ポイントは定番の離岸流、潮目を狙う
茨城のサーフ、いや全国のサーフで見受けられる離岸流。潮目が出ている周辺ポイントや白波が立っているポイントの間は、沖合に強く流れる離岸流が発生しています。
離岸流は、岸から沖合に向かって潮流が発生しており、ボトムが深く掘れている地形になります。イワシなどのベイトも入りやすく、潮の動く時間帯は絶好のチャンスが到来します。
サーフの釣りで的を絞ってヒラメを狙うためには、離岸流を効率よくチェックしていくのがおすすめです。あるいは、ここぞのポイントに絞って粘ってみるのも良いです。
加えて、茨城のサーフには海岸沿いの砂が波によって流出してしまうのを防ぐため、人工の岬(ヘッドランド)が造られています。砂の浸食を防ぐ役割を担っており、点々とあります。
このヘッドランド周辺は離岸流が発生しやすく、深く掘れているポイントがあります。テトラ帯は危険である理由から、立ち入り禁止がされている場所が多いです。
ただし、周辺の砂浜から離岸流が発生しやすい場所をキャストできるので、丹念に誘ってみましょう。足元の障害物に根掛りしやすいので、注意したいです。
ベイトが入っているか?
ベイトの存在は、ヒラメがいるか、いないかを推測する大きな指標になります。むしろ、ベイトがいなければヒラメを釣るのも厳しいです。
筆者が確認した範囲では、マイワシ、カタクチイワシ、ボラ、コノシロがヒラメのベイトになっていました。砂浜に打ち上がったり、鳥山が発生していたらチャンス大ですよ。
ベイトが多い時は、同系色のカラーを使用するよりも派手目なカラーの方が釣れやすいです。いかにヒラメがルアーを見つけてくれるかを重視して、カラーは選びたいです。
茨城サーフのヒラメ釣りで釣れる多様な魚たち
茨城のサーフでヒラメ釣りをしていると、他魚種がヒットすることがあります。過去のサーフ釣りでは、エイやワタリガニも釣れたことがあるので参考までに確認してみてください。
ここではヒラメ釣りをしている際に、外道として釣れた魚たちを紹介します。
マゴチ
ワームの釣りをして始めて釣れたのがマゴチ。マゴチといえば夏の魚というイメージが強いですが、河口のサーフでヒットしました。
ガツンッと強烈な引きだったので、面白かったです。
シーバス
ベイトが入っている水面、鳥山の立っているポイント近辺で釣れたのがシーバスです。ヘッドシェイクや海中を走り回る引き方から、シーバス であることが分かりました。
アニキサスが肉に付いているとシーバス を嫌う人もいるようですが、私は刺身で頂きました。淡白な味わいで、美味しく頂けましたよ◎
イナダ
ヒラメ釣りをしているとイナダが入ってきてるとの情報をキャッチ!
すかさずポイント近辺に向かうと、ナブラが発生しているのを確認しました。周りの釣り人の方がジグを投げているのを真似て、私も40gのジグをキャストしてみました。
数投目、ゴゴンッとロッドが入り、ファイトを楽しんだ末に良型のイナダが釣れました。複数匹釣れたので満足でした。
釣れた魚はお刺身で頂きました。多種目な魚が釣れると、お魚パーティーになりますよ^ ^
まとめ:茨城サーフで思う存分にルアーが投げれる楽しみ
今回は茨城のサーフにおいて3年間ヒラメを狙い続けた私が得た知見を紹介しました。一匹のヒラメを釣るまでは、とてつもなく難しい魚だと思い込んでました。
今でも難しい魚ではあるのですが、タイミングや狙うポイント、使用するルアーによってヒラメが釣れる確率が格段に上がります。茨城のサーフには、特有の地形形状やベイトの種類、ヒラメが釣れるタイミングがあります。
上記でご紹介した内容が全てではないですが、何かの手掛かりになれば幸いです。個人的には広大な海に向かって、ルアーをひたすらキャストすることも楽しいなと思えるようになりました。
考えながら釣りをする、平べったいけど憎めない可愛らしさのあるヒラメ釣りに挑戦し続けたいと思います。
【追記】動画も更新しました。

1997年生まれ。24歳。
「若者がグローバルな社会で生き抜くために」をモットーに記事を書いています。趣味である釣りに関する記事も多数執筆。
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