ミドストで釣れるワームを徹底検証!釣れるワームはボディの後方に着目?

ミドストのワームって爆発力がすごい、、、
「ミドストでバスを釣ってみたいけど、どんなワームを使用すれば良いのだろう?」
「ワカサギやシラウオが生息しているフィールドだけど、どんなワームでミドストすべき?」
もしかしたら、こんな疑問をお持ちではありませんか?
ミドストの釣りは爆発力があるけど、果たして本当に”そのワーム”がミドストに合っているか不安ですよね。
そこで実際に、ミドストでマッチングするワームで46cmのバスを釣った私の経験から詳しく解説します。
具体的には、
- ワームの種類
- ミドストに向いているジグヘッドの重さについて
- ミドストにはミドスト特化のジグヘッドがおすすめな理由
- ミドスト以外の選択肢とは?
の順番で解説します。
ミドストの釣りを始めたけど、ワーム選びで迷っている方は最後までチェックしてみてくださいね。
【関連記事はこちら】
・ミドストが釣れる理由と誰でも実践できる具体的な方法について解説!
ミドストで釣れるワームの基本スペックについて考えてみる
そもそもなぜミドストの釣りが春に効果的なのか?
ミドストで釣れるワームを知る前に、「なぜ」の部分を深く理解しましょう。
ミドストが主に効果的な魚は2種類います。
- 活性の高い個体
- 産卵後の体力回復のために食べやすいエサを求めている場合
上記のような個体は、ミドストで演出できる小さなベイトを活発に捕食しています。そのため、早春のプリスポーンやアフタースポーン、さらには冬場の活性が高い大型個体までも狙えてしまうのです。
このような魚の状態を前提にミドストについて考察すると、ワームを中層でフワフワさせるアクションがいかに効果的である理由が腑に落ちませんか?
したがって、ミドストで使用するワームもボトム〜中層付近をゆっくりと引いてこれる種類がおすすめです。
具体的には、
- シェイキングでロールできる
- ゆっくりと巻いてきやすい
- なるべくリアル系のワーム
を使用することで、ミドストで結果を出しやすくなりますよ。
ミドストができる&釣れるワームについて
続いて、ミドストができるワームを私が使用してきた種類から紹介します。
既に、あなたがご存知のワームも多いと思いますが、ミドスト用ワームの特徴はリアル系が多いです。なるべく本物に近いシルエットがバスからのバイトを誘えるので、リアル系ワームは重宝されています。
フラッシュJ
フラッシュJは、フィッシュアローから発売されているワームでミドスト特化の専用ワームとして高い人気があります。
ワカサギがいるフィールドからブルーギルを捕食しているフィールドまで、バスの食性に合わせて種類を選べるメリットがあります。
また、フラッシュJならではロールアクションは遠くのバスを寄せて食わせやすいです。まさに、ナチュラルベイトの代名詞的な存在でとりあえずの一つに使いたいです。
フラッシュJハドル
フラッシュJハドルは、フラッシュJとは違ってテール部分がハドル仕様になっています。テール部分のスイミングが整っていて、僅かな水流でもしっかりと水をかみます。
フラッシュJよりもミドスト時のロールは抑え気味ですが、程よいフラッシング効果が期待できます。実際、40UPのバスが釣れた時はフラッシュJハドルの方でした。
抑え目な波動と水中での存在感が、気難しいバスを本気にさせやすい要素があります。フラッシュJとフラッシュJハドルの二つを持っておくと、魚のコンディンションに沿った使い分けができます。
フラッシュJ シャッド
フラッシュJシャッドは、先述した二つのフラッシュJシリーズの中でニュートラルな位置付けです。
強すぎず、弱すぎず、でもただ巻きからミドストアクションまでしっかりと対応してくれます。フラッシュJシャッドの強みは、シャッドテールがどんな水流でも水を掴むことからちゃんと泳いでくれることです。
ミドスト用として使用するのもありですが、表層に浮いている時などでも巻くだけで釣れる秀逸なワームです。
フラッシュJ シラウオ
シラウオ?タチウオ?
とにかくリアルなフラッシュJシラウオは、近年、高い人気を誇る「シラウオパターン 」に特化したワームです。バス釣りだけでなく、ソルトウォーターのタイラバトレーラーなどにも使用されています。
特徴的なのが、フラッシュJシリーズ共通で搭載されているアルミシートです。シラウオにしてはちょっと強めの明滅ですが、ボディ内部に挿入されているアルミシートがシェイクアクションとの相性が良いです。
「踊り刺し」と呼ばれる、ワームを2つ装着してちょっとした群れを演出できるのもこの釣りの強みとなります。シラウオパターン が成立する春先やフィネスな釣りをしたい時に、使用してみましょう。
ドライブスティック
ドライブスティックはミドスト用ワームとしては、ロールは控え目な部類になります。ボディの外見は小魚ですがラメなどはないので、自然な配色で釣りが展開できます。
テールのピリピリとしたアクションとボディ全体によるローリングが絶妙なアクションを生みます。
3,5インチが標準的なサイズですが、自重があるので飛距離を必要とするフィールドやシャローからの落ち込みを狙いたい時に最適です。
HPシャッドテール
HPシャッドテールは2,5-3インチクラスでミドストをするのがおすすめで、シャッドテールワームとして、「泳ぎの安定性」が抜群に良いです。
元々はただ巻きに特化したワームなので、中層をただ巻きだけでも誘えます。ですが、ミドストとしての使い方もできる高スペックなワームと説明できます。
ジグヘッドリグによるミドストシェイキングで、小型サイズのベイトが密集するフィールド/スポットを攻略したいです。
マイラーミノー
マイラーミノーはOSPから発売されている人気ワームですが、ミドストにも最適です。
浮力が高いので浅場での使用が最適で、チャラ瀬の落ち込みとなるポイントや浅場になっている湖などで有効的です。なるべく早めの巻きスピードでバスを誘えるので、逃げ惑うベイトを演出しやすいです。
バスの状況次第では、水面にワームを飛び立たせるような使い方もしてみましょう。
デスアダー
デスアダーはピンテール系のワームで、ミドストをした時のテールアクションが魅力的です。
とりわけ、6インチのデスアダーによるミドストは琵琶湖などのビックレイクで絶大な釣果を上げています。スリムなボディながらもしっかりとロールをし、テールの繊細な動きにバスを刺激する要素があるためです。
中層でのフワフワとしたアクションは濁りの強いフィールドでも扱いやすいので、定番のミドストワームとなります。
シャッドインパクト
シャッドインパクトはケイテックから発売されており、背中側にかけてはノンソルト、下腹にかけては中比重となるようにソルト量を抑え目に入れています。
私もお気に入りのワームで、とにかくゆっくりと誘いたい時におすすめです。ワーム内部には微細なラメが大量に入っているので、アルミシートほどの強いフラッシングではないけど程よい誘い方ができます。
ミドスト慣れしているフィールドなどで使うのがおすすめですね。ただし、水流の変化を受けるポイントではアクションを付けにくいデメリットもあるので注意しましょう◎
セクシーインパクト
同じく、ケイテックから発売されているセクシーインパクトはピンテール系のスリムワームです。
ロールはかなり抑えられており、ワーム形状ゆえに弱波動なアクションとなります。ミドストワームの中では、フラッシングは弱い部類ですがシルエットが長め(3,8インチ)なので、バスの見つけやすさに問題はありません。
通常のジグヘッドセッティングとは違いますが、ネコリグにして中層をフワフワと泳がせるのも一つの手です。
挑戦中!アンモナイトシャッドのミドスト
こちらは番外編となりますが、アンモナイトシャッド4,5インチによるミドスト(ライトテキサスリグ)です。
アンモナイトシャッドはヘッド部分が太いので、ジグヘッドリグ#1あたりでも、フックが出にくい課題があります。ですので、ライトテキサス仕様にしてただ巻きから中層シェイキングもできるのではないかと考えています。
アイデア次第では、ミドストもどきとなるリグが作れるので試行錯誤で作ってみるのもアリです!
ジグヘッドは重さを意識!重量別の使い分けポイント
ミドストの釣りはジグヘッドリグを使用するのが定番ですが、重さは0,9-1,3gほどをメインに使用しましょう。
0,9-1,3gほどのジグヘッドですと飛距離の懸念がありますが、ジグヘッドは重すぎてしまうとミドストをしにくくなります。
- 重さが干渉して、ワームのロールが生まれない
- 沈下速度が速く、中層キープしにくい
上記を理由に、ミドスト用で使用すジグヘッドの重さは軽めの0,9-1,3gほどとなります。なお、4m以深となるフィールドでは1,8g程度まで重さを調整するのも問題ありませんよ。
ミドスト特化のジグヘッドが便利
ところで、ジグヘッドといえば釣具屋さんで見かけるものをイメージしますよね。通常のジグヘッドでもミドストが出来ないことはないのですが、ミドストに特化したジグヘッドの方が移動距離を抑えたアクションを加えられます。
リューギから発売されているヴェスパは、フィネスな釣りを攻略するために高次元なジグヘッド「ヴェスパ」をリリースしています。
シャープで細軸なフックと、何よりもアイの向きが横方向に取り付けられています。水を噛みにくいアイ方向なので、軽いワームをゆっくりと誘うのにベストです。
ミドストが苦手ならルアーでもOK
因みにですが、ミドストが苦手な人はプラグでの中層攻略をしてみましょう。
むしろ、ワームにはないプラグ特有の力でバスを寄せられるので爆発力があります。
ステルスペッパー
リアル系のルアーを数多くリリースしているティムコが発売する「ステルスペッパー」。
デッドリトリーブでもプロペラが回転し、リトリーブスピードを変えてレンジを決められるのが最大のメリットです。
私としては、中層よりも一つ上の表層を見ているバスに対してアプローチするのが実績高いです。バイト丸見えの時もあるので、興奮は間違いなしです…!
グリマー7
「プラグ×ミドスト」といえば、「グリマー7」です。
シンキングミドストプラグとでもいえば良いでしょうか。。釣り人のロッドワークによって釣れる動きへと変わるグリマー7はリアル性とアクションの良さにこだわりがあります。
中層を浮遊するバスにダイレクトなアプローチができ、ワームにはない独特な明滅ロールがバスを寄せます。また、5,6gの自重があるので圧倒的な飛距離が出ます。
ミドストは軽量リグになるので、ミドストと変わらぬ性能を持ちつつも飛距離を稼げるのはおっかぱりアングラーには嬉しいルアーです。
極論!ミドストができそうならワームなら釣れる(自分を信じてやり抜く)
ミドストはハマれば、連発する。
フィネスな釣りながらも、インパクトのある釣果を期待できる釣り方でもあります。今回、ご紹介したワーム意外にもミドストに使用できるワームは数多くあります。
フィールドに生息するベイトに合わせてワームのシルエットを近づけたら、とことん投げ続けましょう。釣れるまではワームへの疑いが強くなりますが、アクションや条件に左右されやすいです。
ワームへの過信はほどほどに、目の前の釣りに集中して狙ってみてください!
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1997年生まれ。24歳。
「若者がグローバルな社会で生き抜くために」をモットーに記事を書いています。趣味である釣りに関する記事も多数執筆。
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