PEベイトフィネスってどうなの?魅力と、他のラインとの違いを徹底解説!

PEベイトフィネスってどうなの?魅力と、他のラインとの違いを徹底解説!

PEベイトフィネスについて耳にするけど、通常のベイトフィネスとは違いがあるのかな?」

こんな疑問を抱えたことのある方は、多いと思います。それもそのはずで、従来のベイトフィネスに対してPEラインを使用することで何が変わるのか具体的なイメージがつきにくいですよね。

とはいえ、勘の良い方なら「ベイトフィネスなのに強い釣りができる」と考える方もいるでしょう。

当記事では、そんなPEベイトフィネスの本質を探るべく、実際に著者がPEベイトフィネスを実践して感じたことやプロの意見を参考に詳細をまとめました。

新しい釣りスタイルを構築できるチャンスなので、最後までチェックしてみてください。

PEベイトフィネスでバス釣りをしてみると何が変わる?

近年、一部のバスプロの間で話題になっている「PEベイトフィネス」

著者が試して思ったことは、

「ヘビータックルで攻めるようなポイントでも、カバーできてしまうということです。」

この意見は、各個人によって異なることでしょう。しかし、従来のベイトフィネスタックルでは入れたくないようなカバーでも、やりとりが可能になる強みがありました。

ベイトフィネスタックルと言えば、フロロライン8-12lbあたりのラインを軽量化されたBFSリールに巻き取り、釣りをするイメージがありますよね。

ベイトフィネスタックルであればライトなカバーやタイトなポイントをきっちりと攻めやすい強みがあります。また、スピニングタックルよりも少し強い釣りが出来ますよね。

とはいえ、ラインが太すぎると飛距離が落ちしてしまいますし、ナイロン・フロロラインはPEラインよりも比重が重い傾向にあります。よく飛びながらも直結強度を保ち、釣りとして成立する強みがあるのです。

・デカバスがカバーの奥でヒットしたけど、ラインブレイクが怖くて強引なやりとりができなかった。
・ライン切れが怖くてドラグを緩めた結果、ジャンプバレしてしまった。

色々なケースはあると思いますが、ベイトフィネスにも弱点はあるものです。

ただし、従来のベイトフィネスにおけるラインの細さや取り扱いの良さは、PEラインよりも強みを発揮することもあります。要するに、状況に応じたラインの使い分けは必須だと思いました。

PEベイトフィネスでバスを釣った際の状況

私がPEベイトフィネスを使用するに至ったケースを時系列順で説明します。

  1. ベイトフィネスタックルを導入してみた。
  2. 枝木の多いオーバーハングを攻めたら40UPがヒット
  3. カバーに巻かれることが多く、なかなかキャッチできない
  4. PEベイトフィネスの存在を発見&導入
  5. カバーに負けることなく、安心してやり取りできるようになった

こんな感じになります。

ピンポイントを打てるベイトフィネスは大きなアドバンテージだけど、どうしても巻かれてしまうことに苦心していました。そこで、考案したのがPEベイトフィネス。ネットで調べると、意外と多くの人が導入している釣り方であると判明しました。

PEベイトフィネスに関するプロの意見とは?

ここまで、PEベイトフィネスに関して概要をお話ししました。ただし、PEベイトフィネスを考案したのはバスプロ兼、イマカツの代表でもある今江克隆氏によるものと認識しています。

今江さん曰く、

「トーナメントで真剣にタイトルを取るための究極なタックルである、的な発言をしています。」

また、私を含め、素人アングラーが考える従来のベイトフィネスタックルにPEラインを使用した、応用スタイルでもないと断言されています。

氏の考えるPEベイトフィネスとは、6フィート未満クラスのショートロッドにすることで強靭性アップ、軽量化を図っています。

そして、ベイトフィネスリールにPE1.5号〜を巻き取ることで14-16lbクラスのラインで勝負していたようなカバー等を打ち込めると発言しています。

さらに、往々にしてオカッパリで攻める足場の悪いポイント、かつ、複雑なカバーでも釣りがしやすいと述べています。

この意見は、私も全くの賛成です。通常のベイトタックルでは取り回しが非常に悪いフィールドですらも、対応できるポテンシャルがあります。驚いたことに、今江氏はフロッグもPEベイトフィネス仕様のタックルを用いており、確実にキャッチしている点です。

しかし、現段階ではベイトフィネスの性能を兼ね備えたショートロッドは市販ではまず見つからないとのことです。いまだ、開拓され尽くしてはいない釣り方と言えるでしょう。

PEベイトフィネスを始めるために必要なタックル

PEベイトフィネスを始めるにあたって、必要となるタックルについてご紹介します。

名称 特徴
リール 通常のベイトフィネス用リールでOKです。 確認する
ロッド 6フィート未満が推奨されているが、近いものを代用するのがおすすめです。と言いつつも、私はLクラスのロッドを代用しています。 確認する
ライン PE1.5号以上が推奨 確認する
リーダー ナイロン12lbを使用 確認する

PEベイトフィネスでキャストできるルアー/ワームとは?

PEベイトフィネスの強みは、重めのルアーであってもキャストできる点です。ライト系のロッドかつ、長めのロッドですと自重の重いルアーはキャスが難しいです

しかし、バットが強いショートロッドであればフロッグやビックベイトなどの重量級ルアーもキャストできてしまいます。ラインの太さに関して言えば、バス釣り用で使用するルアーやワームであれば、多くをカバーしてしまいます。

それゆえ、ご自身で使用するロッドに応じてルアーやワームを選ぶのが良いでしょう。個人的な使用例としては、PEベイトフィネスにバックスライド系のリグをセットしていますヘビータックルを使いたくなるようなカバーを見つけたら重点的に誘いを入れていますよ。

【改めて】PEベイトフィネスのメリット・デメリット

ここまでご紹介した内容をまとめてみます。

PEベイトフィネス
メリット
  • ベイトフィネスの釣りでありながらも、強い釣りができる。
  • 軽量なショートロッドであれば、重いルアーでもキャストできてしまう
  • カバーの釣りにとにかく強い
デメリット
  • PEラインゆえに、巻物などには適さない場合もある
  • ネコリグやスモラバなどをオープンウォーターで使用するのは苦手
  • ベイトフィネス用のショートロッドは販売されていない

ベイトフィネスとPEベイトフィネスの強み、弱みをしっかりと認識しておきましょう。

PEベイトフィネスで獲れるバスをキャッチしてみよう!

今回は、PEベイトフィネスに関して詳細をまとめてみました。ベイトフィネスで攻めたいけど、カバーしきれないフィールド/ポイントは意外と多くありますよね

PEベイトフィネスであれば、今まで諦めていたようなポイントですらも的確にキャストから操作までできてしまいます。

その上、バスを掛けた後の対応力の高さからも抜き上げの成功確率も高くなると言えます。PEベイトフィネスで一度でも釣れると、病みつきになること間違いなしですよ!