冬の榛名湖でバス釣りに挑戦してみた【過酷過ぎるフィールドだった】

冬の榛名湖でバス釣りに挑戦してみた【過酷過ぎるフィールドだった】
冬の榛名湖って結氷していて、ワカサギ釣りが有名らしいけどバスは釣れるのかな?
毎年1-3月あたりは水面に氷が張っちゃうから、そもそもバス釣りができないのかな?

こんな疑問をお持ちではないでしょうか?

いや、筆者である私がそんな疑問を持っていたのです。

私は普段、関東圏を中心にバス釣りをしています(動画もUPしています)

冬の季節ってどんなフィールドでも、バスを釣る難易度が高いですよね。

バス釣りファンにとっては釣れない季節なので、何かと退屈な時期だと感じてしまいがちです。しかしそんな折に、群馬県の西側に位置する榛名湖にてバスが釣れていると噂で聞きました。

2月というい厳寒期の中、

「もしかしたら…」

と、希望を胸に冬の榛名湖にてバス釣りに挑戦してみました

当記事では、実際に榛名湖でのバス釣りに挑戦してみたレポートを紹介します。

→ 2月の厳寒期に46cm?! 標高1,000m級の湖(榛名湖)でバス釣りに挑戦

冬の榛名湖バスに挑戦!2月の厳寒期に釣りへ行ってみた。

榛名湖は写真にもあるように、小型な富士山のような山が特徴的です。正確には榛名富士と呼ばれており、榛名湖はカルデラの湖としてあります。

榛名湖周辺の無料駐車場に駐車し、榛名湖から榛名山を見てみました。近くにはボート乗り場やレストラン、温泉街もありますが冬の季節は閑散としている印象です

特に、榛名湖へと向かう途中にはストレートな長い一本道もあります。両サイドの山並みを楽しめ、道の先を進むと榛名湖が見えてきます。

2月に訪れたわけですが、冬の榛名湖はワカサギ釣りが人気となるシーズンです

反対に、バス釣りは4月頃から10月頃までが最盛期を迎えます。水質は綺麗で、透き通っていますがウェーディングで入水するにはあまりにも寒すぎました。


それもそのはずで、外気温は-5度〜-9度でした。水温も1-3度ほどしかなく、岸際にかけては氷が張っているような状態でしたね。

2月という寒さであれど、バス狙いで複数の釣り人がウェーディングしながら釣りをしていました。

詳しくは後述しますが、結果として釣れることはありませんでした。釣れなかった理由は笑っちゃうようなことですが、釣りにならなかったのが最大の原因です。

「どうゆうこと?」

という意見を頂きそうですが、良くて3投、酷い時は1投目で竿先がカチコチに凍ってしまうのです

さらに、天候不良のために乱気流な風が当たってしまい、ルアーの飛距離も思うように伸ばせませんでした。

見たことありますか…?

穂先のガイドから真ん中付近のガイドまで、ギッチリと凍っています。

ロッドを水につけると一時的には解けてくれますが、直ぐに凍ってしまう連続です。また、追い討ちをかけるように体全体と指先の感覚が失われていくのです。

寒い感覚から痛みを感じるようになり、トラブル続きの釣りになってしまいました。

そんな寒い中でも、常連さんの方はプリスポーンの42cmにも及ぶバスを釣り上げていました

以上から、どんなに寒い榛名湖の冬でも以下について分析できました。

  • 良型のバスが意外と目の前を泳いでること
  • 冬であっても、水深1-2mのレンジにバスがいる

常連さん曰く、日中の気温が上昇すれば爆釣も夢じゃないということを教えてもらいました水に触れると冷た過ぎるため、バスが動いてるとは到底思えないのですがね。

とはいえ、春を意識している大型個体は餌を求めているので釣れるチャンスはあるということですね。

→ 2月の厳寒期に46cm?! 標高1,000m級の湖(榛名湖)でバス釣りに挑戦

とにかく寒い!普段は結氷しているはずだけど…

例年であれば、アイススケート場のように氷が張ってしまう榛名湖。しかし、2020年の2月に訪れた当時は榛名湖が全く凍っていませんでした。

榛名湖におけるワカサギ釣りの氷上穴釣りの解禁期間は

  • 1月末〜2月末

です。しかし、今回は水面が全然凍っていない状態だったのでワカサギ釣りを楽しめない状況でした。加えて、ボート屋さんもこの時期は休業しているのでボート釣りもできません。

2月のバス釣りが行えたのは異例なことであって、一般的な榛名湖のイメージとはかけ離れているのかもしれません。

まあ、とにかく寒かったです。。

防寒着の着用はもちろん、手袋を2枚にして装着したり、数個のカイロを所有していましたが榛名湖の寒さには敵いませんでした。

冬の榛名湖バスはワカサギを意識した釣りがおすすめ?

今回、冬の榛名湖でバスを釣るために意識したことはワカサギの動きに合わせることでした。

というのも、ワカサギは冬から春にかけて産卵をする魚で浅場にまで群れで回遊してきます。脂のノリも良く、食べても美味しいのですが、産卵を意識しているバスは体力をつけるためにもワカサギを捕食します。

気温の上昇などで、バスが動きやすい日になるとボトムから中層付近でワカサギを捕食する個体が増加するのです。

噂でも聞いていましたが、ワカサギを意識したルアー/ワームでバスが釣れることを聞いていたこともあり、ミドストを中心に誘ってみました。

結果としては、気候の条件が悪すぎて釣りになりませんでした。ただし、暖かい日で、風が落ち着いている日であればバスが釣れる確率は高まるでしょう。

今回使用したタックル/ルアー

使用したタックル等について軽くご紹介します。私のタックルでは釣れませんでしたが、バスを釣られていた方のタックルとほとんど同じだったので参考になると思います。

主なタックルは、スピニングタックルです。ベイトタックルでは、テキサスリグで大きめのシルエットが出る5インチクラスのワームを使用しました。

ただ、フィネスな釣りの方が冬バスの反応は良いでしょう。

そこで、スピニングタックルを前提にミドストの釣りを展開しました。とりわけ、ラインとリグにこだわりを持ったセッティングをしたので詳細について紹介しますね。

ライン

ラインはフロロラインの4lbを使用することで、飛距離の向上とミドストアクションを加えやすい細さにしました。

ミドストをするためにはラインが太いことによって、ロールアクションや振動を妨げてしまうことがあります。動きが悪くなってしまうことを防ぐためにも、なるべく細いラインを使いたいです。

ワーム

ワームはワカサギのシルエットに近いもの使用しました。上記の写真はドライブスティック3,5インチのワカサギカラーですね。

0,9-1,4gのジグヘッドを付けて、中層からボトムをシェイキングして誘うイメージです。よりリアルなワームを使用するのもありですが、ワカサギに似ていれば基本はOKです。

個人的にはライブリーワカサギの紫色に発色するカラーが艶かしく、バスの反応が一つ違う気がします(普段の釣行で)。

ヴェスパのジグヘッドリグはアイが横についているので、移動距離を抑えながらミドストできます。

冬の榛名湖バスを釣る鍵は天候次第かも

「うーん、釣りたかった」

心底、冬の榛名湖釣行を終えて思うことです。榛名湖は山上湖にしては最大水深度が14mほどなので、割と浅目な方です。

気温が上昇すれば大型の個体が浅場に移動しやすくなるので、おかっぱりからでも狙いやすい条件が整うはずです。ここだけの話ですが、2月の榛名湖で10匹以上の良型バスを釣られている方もいます。

  • シャローに接岸するワカサギ
  • 冬の暖かい日は、大型なバスがシャローに接岸する
  • 活性の高いバスをベイトを意識して狙う

このような釣り方が実現する可能性が大いにあるのです。まだ、個人的な釣果実績は出ていませんがチャレンジを続けようと思います。

それには、気温の上昇と冷たい風の影響を受けにくい日に釣行へいく必要がありますね。

→ 2月の厳寒期に46cm?! 標高1,000m級の湖(榛名湖)でバス釣りに挑戦

条件さえあれば釣れる可能性大!寒さ対策を万全に

今回は榛名湖にて冬のバスを狙ってみました。私の釣果は乏しく、釣り上げることはできませんでしたがポテンシャルのある湖であることは分かりました。

水質は綺麗で、岩や大木、藻も群生しそうなポイントが多いのでシーズン中のバス釣りが楽しめることは間違いなしです。冬場の釣りでもワカサギを意識している個体がいるので、気温の高い日であれば釣れる可能性は十分にあります

首元から足元までしっかりと防寒をして釣りに挑んでくださいね。本当に寒いですから…

【フォトギャラリー】
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