【40up連発】榛名湖のバス釣りを制覇!釣り方から注意点まで全て解説

「もしかして、、榛名湖には40UPのバスしかいない?」
この感想は筆者が2月の厳寒期に榛名湖を訪れて実際にバスを釣り上げた感想です。
「週末がてら、榛名湖に釣り好きの友人と出かけたいけどバスは釣れるのだろうか?」
「榛名湖のバス釣りは有名だけど、スレているイメージがある」
「広大かつ、浅場、深場と変化の多い榛名湖をどのように攻略すれば良いのか..」
当記事では、こんな疑問をお持ちの方に役立つレポートを釣り歴18年(記事執筆時点)の私が紹介します。
具体的には、
- 榛名湖でのバス釣りレポート
- 榛名湖の季節別におけるバスの狙い方について
- 榛名湖で釣りをする際の注意点等
について詳しく紹介します。
榛名湖に初めて訪れる方から、何度か通っているけど思うような釣果が出ない方まで、榛名湖の全体的な特徴を抑えられます。
せっかくの釣行でボウズを避けるためにも、チェックしてみてくださいね。
榛名湖のバス釣りに挑戦!早春のバスを狙ってみた結果
私が榛名湖に訪れたのは2020年2月でした。初めての釣行日は全国的に寒波が襲っていたこともあり、平地でも凍えるような寒い日でした。
そんな中、わざわざ榛名湖へと車を走らせました。

榛名湖の背景には悠然と榛名山が写ります。富士山のような整った形をしていることから「榛名富士」とも呼ばれています。

榛名湖は外周が舗装された道路になっており、交通整理はしっかりされています。観光地としても人気なスポットなので釣り人だけでなく、観光客の姿も季節によっては多く見受けらます。
ただし、私が訪れた2月頃は閑散期であるため、ほとんど人の往来はありませんでしたね。

榛名湖は水辺近辺を散策することもできるので、3-4kmの外周を歩き回ることもできます。とはいえ、釣り禁止の場所やルアーをキャストしても十分にポイントまで届かない難点があります。
よって、榛名湖で釣りをする際にはウェーダーの着用は必須になります。ウェーダーの着用をすることで、榛名湖の浅場だけでなく、カケアガリや深場を攻められます。
オカッパリから本格的に榛名湖のバス釣りに挑戦したい方は、ウェーダーは必須アイテムになりますよ。

いざ、入水!
当時の状況では、榛名湖のバスはプリスポーン(産卵初期の状態)であると予測してワカサギを意識したワームを使用しました。

このようなワームはリアル形ワームであり、水質がクリアなフィールドなどでは重宝されています。榛名湖のバスがメインで捕食しているワカサギカラーをチョイスして、バスに違和感をなるべく与えないように工夫しました。
タックルは、
- ベイトタックル
- スピニングタックル
を準備しましたが、ライトリグをメインとした釣りを展開するためにもスピニングタックルの使用頻度が多めでした。
狙い方やパターンによってはベイトタックルが有効なこともあるので、複数種類のタックルを揃えておくと間違い無いでしょう。

結果として、一度目の釣行ではボウズになりましたが、後日、しっかりと釣れました。
私が驚いたことはバスのサイズが全て、40UPだったことです。

榛名湖の初バスは、一体何センチだったと思いますか?

46cmでした。
これには流石に驚きを隠せませんでしたし、一瞬何が起きたかを理解するのに時間がかかりました。それもそのはず、ビックバスとの出会いはあまりにも突然だったので….。
誘い方は先ほどご紹介したリアル形ワームをミドストでボトムから中層をゆっくりと引いてきました。すると、「ゴンッ、ググゥ」とロッド全体に重みが伝わるようなアタリが!
慎重な駆け引きの末、姿を現したのは十分過ぎるほど良型な榛名湖のバスでした。
他にも、こんなバスが釣れました。
榛名湖の早春におけるバスはワカサギをメインベイトとしているため、育ちの良いバスが多い印象でした。また、この時期にエサを捕食している個体は動き回れるだけの体力がある証拠です。
バスがヒットすると感じる
- 重み
- 水面でギラつく銀鱗
- リールのドラグ音
釣りの楽しみを心から満たしてくれる個体が生息している榛名湖は、何度でも通いたくなるフィールドでした。
榛名湖は日本一、標高が高いバス釣りフィールド?
榛名湖の基本情報について | |
標高 | 1,084m |
最大水深 | 14m |
生息している魚 | ブラックバス、ワカサギ、コイ、ブルーギル、etc(オイカワ、カワムツ) |
周囲 | 約4,8km |
住所/アクセス |
〒370-3348 群馬県高崎市榛名湖町
|
榛名湖は群馬県高崎市に位置しており、県の西側に所在する山上湖です。元々は、榛名山(1,449m)の火山活動によって凹んだカルデラ湖でバスが生息するフィールドとしては日本最高峰といえます。
というのも、日本で標高が高く、バスが生息しているフィールドは以下になります。
長野県 蓼科湖(たてしなこ) | 標高1,250m |
群馬県 榛名湖 | 標高1,084m |
山梨県 山中湖 | 標高980m |
山梨県 河口湖 | 標高830m |
山梨県 西湖 | 標高900m |
山梨県 精進湖 | 標高900m |
榛名湖は、バス釣りでも有名フィールドな河口湖や山中湖よりも標高が高いことが分かります。大規模な釣り大会が開催されたり、都心・郊外からのアクセスの良さから富士五湖周辺の方が認知度は高いのかもしれません。
通年、冬場は湖面が結氷してしまうほど寒い地域ですが、春から秋にかけては釣りをするにはちょうど良い気候のフィールドです。
景色が綺麗なので、贅沢な時間を過ごせるなぁと思いました。
榛名湖の主なポイントについて
榛名湖のバス釣りポイントは1週まるまるが各ポイントになっています。浅場から深場になるアップヒルや水深10mを超えるようなディープスポットがあります。
他にも、オカッパリ/ボートからの釣りが禁止になっているポイントもあります。時期によってバスの付いているポイント等は変わるので、参考程度にご覧ください。

榛名湖の代表的なポイントでもあり、各ポイントによって地形や障害物の違い(ブッシュ、ウィード)があります。それゆえ、バスの居着くポイントや攻略パターンに沿って釣りが展開できます。
- 北岬周辺
- 沼の原周辺
- 県道下周辺(ボートのみ)
- ロマンス亭〜ガレ場周辺(一部釣り禁止)
ボートからの釣りは可能でも、おかっぱりからの釣りは歩行者への迷惑に繋がることから釣りが禁止のポイントもあります。
近くには釣り禁止の看板が立っているので、良く確認してみてくださいね。
- バス停前
- 県道下
- ゆうすげ
- レストラン前
- その他(ローカルルール等)
榛名湖はバスが好む障害物が数多くあり、季節に応じてバスが好む障害物も変わります。
例えば、春であればカケ上がり周辺でベイトを待ち伏せできますし、夏であればオーバーハングなどです。秋でも冬でも、バスにとって生活しやすいポイントを探れれば釣れるチャンスはあります◎
榛名湖バスの四季に応じた釣り方について
ここでは、勝手ながら榛名湖のバスを攻略するために季節別で狙い方とおすすめなルアーを紹介します。
答えのない釣りに答えを出してしまうべきではありませんが、せっかくの榛名湖釣行で結果を出したい人はチェックしてください。
春
春先は榛名湖のビックバスをもっとも狙いやすい時期といっても過言ではありません。2-3月頃にはプリスポーニングのバスが浅場と深場のカケ上がり周辺でワカサギを捕食し始めます。
この時期の動けているバスは大型になるので、釣れれば「デカイ!」になるのです。
誘い方としては、中層を弱々しく漂うミドストがおすすめです。ワカサギを意識したシルエットやカラーでじっくりと誘ってあげましょう。
ただし、この時期にウェーディングをするのは生き地獄のような寒さになります。防寒対策をしっかりと行った上で釣りをしたいです。産卵前にエサを活発に捕食している個体も多いので、釣りやすい時期でもあります。
「足の感覚が無くなるほど寒くても、至極の一匹をどうしても釣りたい」
そんな方はぜひ、チャレンジしてみてください!
スーパーリアル系ワームで誘うのが一番釣れます。
夏
初夏にかけてアフタースポーンのバスは体力回復に向けて、エサを徐々に食べ始めます。この時期は瀕死のワカサギが表層付近を泳ぐことからi字系のルアーは特に強いです。
加えて、オーバーハング周辺ではセミなどの昆虫を捕食するバスも増えてきます。水面を意識した虫パターンでもバスが釣れるようになるので、サイトの釣りを楽しめます。
オカッパリにおいては、ウィード周りにおけるブルーギルやエビを意識したルアー/ワームで攻めるのもアリです。
プラグだけどワームには出せない波動が表層のバスに効きます。
虫パターンのワームは大なり小なりあるので、複数種類あると使い分けしやすいです。
秋
秋になるとバスの姿が全体的に散るようになります。深場でエサを捕食する個体もいれば、浅場でエサを求める個体もいます。
冬に備えてガッツリとエサを捕食する時期なので、ミノーやシャッド、シャッド系ワームなどで広範囲を攻めていきたいです。特に、沖目に向かって誘いを入れるとバスの高反応を得られやすいですよ。
冬
榛名湖は冬は基本的に釣りになりません。湖が結氷してしまうので、バス釣りよりもワカサギ釣りが主流になります。現地の常連さんに聞いた話では、氷が薄い時期は凍っていない水面にルアーを落とすと良く釣れるらしいです。
とは言うものの、冬場は昼間でも氷点下の気温なのでバスを目的に釣りをする人はほとんどいないです…
2月の厳寒期にバスを釣られていた方は、メタルバイブ(ザリメタル)のリフト&フォールで釣られていましたね。
榛名湖を利用する際の注意点とは?
次に、榛名湖で釣りをする際に気をつけたい注意点等について解説します。
榛名湖は一日で全てのポイントを周りきるには広すぎるフィールドです。
そのため、榛名湖に初めて訪れた方や経験の少ない方は、榛名湖のルール等について見落としてしまうかもしれません。
事前に、トラブルを防ぐためにも現地で確認してきた要点を紹介しますね。
榛名湖は遊漁券が必要
榛名湖で釣りをする際は、遊漁券が必要となります。榛名湖周辺のレストランやボート屋さん等で購入できます。
榛名湖の遊漁券 | |
1年 | 5,250円 |
一日券 | 700円 |
その他ルール等について
アラバマリグに関しては環境保護の観点等から禁止とのことでした(アラバマリグをベイトタックルに付けていたら注意されました)。
他にも、一日に所持できるロッドの数は3本などのレギュレーションがあります。
榛名湖はボートも乗れる!
榛名湖では主に、4月-12月まで期間中はボートに乗って釣りが楽しめます。
かつてはエレキボートの使用が認められていませんでしたが、2018年からエレキ解禁(フットエレキ)になりました。手漕ぎボートやペダルボートもありますが、エレキ船であれば釣りに集中しやすいですね。
釣り用のレンタルボート料金表(参考:ロマンス亭) | |
2人乗り手こぎボート | 3,000円 |
3人乗りペタルボート | 3,000円 |
2人乗りフットターボ | 4,000円 |
3人乗り ドーム船 | 6,000円 |
-標高1,000m級- 日本屈指の山上湖でバス釣りを堪能する
ここまで、榛名湖のバス釣りに関するレポートや概要、釣り方、ルール等について紹介しました。
榛名湖のバスはコンディションが良く、良型のサイズを期待できるフィールドなのが印象的でした。榛名湖へのアクセスは、クネクネな坂道を登るなど決して容易に行ける訳ではありません。
それでも、榛名富士の景勝を眺めながらバスを狙えるのは最高に気持ちが良いです。山上湖独特のバス釣りパターンもあるので、ご自身の工夫を凝らしたスタイルで狙ってみてください。

1997年生まれ。24歳。
「若者がグローバルな社会で生き抜くために」をモットーに記事を書いています。趣味である釣りに関する記事も多数執筆。
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