中禅寺湖の釣りは”考えた”装備が必須!その理由と実際のおすすめアイテム

中禅寺湖の釣りは”考えた”装備が必須!その理由と実際のおすすめアイテム

「標高1,269m」にもなる中禅寺湖。

国内唯一で生息している「レイクトラウト」をはじめ、「レインボートラウト(ニジマス)」、「ブラウントラウト」などと、トラウト天国と言っても過言ではないでしょう。

そんな中禅寺湖ですが、釣りをするとなると厳しい寒さや寒暖変化の激しい気候条件にマッチした装備をする必要があります。

実際、筆者もシーズン中に服装や装備がマッチせずに、辛い思いをした経験がアリ。
そこで、中禅寺湖へ通い込んでみて必須最低限のマストアイテムについてご紹介。

最後まで読めば、快適に中禅寺湖で釣りができるようになるはずですよ!

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中禅寺湖で釣りをするのに最適な「装備」と「服装」は?

早速ですが、中禅寺湖で釣りをする場合、持ち合わせる「装備」と
「服装」はそれぞれ違います。

やはり、服装に関しては冬場のような厳しい冷たさから長時間、体を保護できるものが必須。
他方、釣りをする上で持ち合わせておくと便利な装備もあるものです。

ここではまず、春先から夏、秋までのオールシーズンで持ち合わせておくべき装備についてチェックしておきましょう。

朝夕共通の中禅寺湖で必須の服装とは?

中禅寺湖の朝夕は冷え込みが激しく、4月、5月、9月となると防寒具は必須。

釣り用の防寒ジャケットから、登山用のジャケットまで寒さ対策のできる服装を用意しておきましょう。

実際に筆者の場合、Dressから発売されている釣り用ジャケットを着て釣りをしていました。
日中になると暑くて脱いでしまうこともありましたが、風が吹くと一気に体温も低下。

柔軟に着用できる服装を用意しておくと良いですよ。

最シーズンである4月/5月の気候とマストな服装

4月/5月における中禅寺湖の気候は、雪が山からちらつくこともあるほど寒いです。
平均気温は「10〜15度」前後であり、朝夕の冷え込みは特に厳しいもの。

釣りをしていると、

朝から夕方までずっと寒い
朝は寒く日中は少し暖かく、夕方は寒い

の2パターンの体感で釣りをすることになります。

それゆえ、動きやすいインナーシャツやウール系のトレーナーを着ておくのもアリ。
ジャケットは風を通さないしっかりした作りの防寒ウェアを羽織る様にしましょう。

初夏だからと侮るなかれ!服装は幅広く準備しておく

6-7月の初夏から本格的な夏シーズンも、急激な気候変化に対応できる服装を用意しておきましょう。

やはり朝から夕方の時間はヒンヤリとした寒さが肌を伝います。

9時くらいになって日照りが強くなると徐々に、体も温まってきます。
とはいえ、雨が降ってたり曇りの日は一日を通して寒さを感じることも。

長距離を歩く必要のある山側などへ釣りをする場合、ウェアの携行は必須ですよ。

(装備編)中禅寺湖で釣りをするなら絶対に持っておくべき最適アイテム

ここでは詳しく、中禅寺湖で釣りをするなら用意しておきたいアイテムについてご紹介。

下記で紹介する装備は筆者も何度も通うなかで、欠かせないと感じた装備ばかり。
最低限でありながら、中禅寺湖の水辺に入りながら釣りができるのでチェックしておきましょう。

動きやすさ重視で選ぶのがコツ!チェスト・ウェストタイプのウェーダー

イタリア大使館手前の遠浅な砂浜などで釣りをするなら、チェストタイプのウェーダーを履きたいところ。
他方、ウェストタイプのウェーダーは動きやすさ重視で履くのが良いでしょう。

また、決めたポイントだけで釣りをするなら、体温低下を防ぐためにチェストウェーダーを履いておくのも良いですね。

一般的に多くの中禅寺湖アングラーが着ているのが、シューズとは別のウェーダー。
足元はシューズを履くため、歩行したり水中のゴツゴツした岩場でも移動しやすいです。

こちらはフェルトスパイク付きのウェーダーで、いわゆるシューズと一体型のもの。
筆者はこのタイプのウェーダーを履いていますが、夏季シーズンは蒸れやすいデメリットもあります。

シューズ別タイプと使い分けをしてくださいね。

個人的にはフェルトタイプがおすすめ!ウェーディングシューズ

ウェーダーには一体型とシューズ別個タイプのウェーダーの2種類があります。

とりわけ、フェルトタイプのウェーディングシューズは中禅寺湖の岩場を移動するのに最適。
滑りやすい岩がゴツゴツと入ってるので、ヌメリや苔に強いフェルトシューズを選びましょう。

筆者が使用しているダイワのフェルトシューズ。
履き心地の良さもそうですが、苔が乗っている岩場でもしっかりグリップしてくれます。

立ち込んだ釣りにもってこいで、渓流釣りでも多用していますよ。

フィッシングベストで小道具の管理

フィッシングベストはルアーやフライ、替えのフック等を入れておけるベスト。
中禅寺湖の釣りでは多くの釣り人がフィッシングベストを着用して釣りをしています。

けれど、筆者の場合はライブウェーダータイプ(ライジャケ機能付き)のベストを着用。
通常のフィッシングベストでは、ライフジャケットの機能は搭載されていない場合がほとんどです。

熊鈴やドリンクを携帯できるジャケットを選ぶと、中禅寺湖での釣りも快適ですよ。

軽量タイプのフィッシングベストは、長時間の釣りをする場合にもおすすめ。

筆者はこうしたフローティング系のベストを装着しており、落水時のセーフティさも考慮はしています。
ただ、ウェーダーを履いてるので腰元まで水が入ってしまっては元も子もない気がするのですが…。

もしそんな経験をしたら、改めてご紹介しますね。

(大型魚に対応したものを選ぶ)ランディングネット

中禅寺湖で釣れる魚は、レイクトラウトやレインボートラウト、ブラウントラウトなどの低水温を好む魚ばかり。

しかも釣れると50cmを越すような中型・大型魚も生息しているため、ランディングネットは必須です。
人間の手で直接ハンドランディングするのは難しいですし、手で触ると何かと火傷等のダメージも考えられるでしょう。

なるべく大きめでハンドタイプのランディングネットがあると、持ち運びも良いですよ。

筆者に関しては、渓流釣りではハンドタイプのランディングネットを使用しています。

ですが、中禅寺湖の釣りではシーバス用のランディングネットをガッツリ使っちゃっています笑。

「木製のグリップじゃなきゃ、デザイン的に気に入らない…」

なんて願望がなければ、コスパ良いランディングネットでOK。

キャップ&偏光サングラスでサイトの釣りでアドバンテージを

日差しを避けて釣りをすることで水辺の変化、水中の様子をしっかり観察できます。

  • 泳いでいるベイトの種類
  • 水面での捕食
  • 岸際に寄ってくる魚(レイクトラウトなど)の確認

など、日差しを避けて釣りを有利に展開しましょう。
もちろん、キャップがあったほうが暑さ対策にもなるのでおすすめ。

長時間の釣りが前提となる中禅寺湖において、欠かせないアイテムですよ。

熊鈴は念のため持っておく

日光にはツキノワグマが生息しています。

年に数回は目撃情報があり、中禅寺湖においても国道側から山側において度々出没するとされています。

ただ、ハイシーズンの期間は釣り人が多いので獣の数も少ない印象です。
*夕方になると鹿や猿、狐などの動物はよく山側で見かけますが。

周囲に人のいない場合や山側の奥地まで移動する場合などは、欠かさず熊鈴を用意しておきたいですね。

amazonで購入したこちらの熊鈴。
正直、結構うるさい音が出るので周りに人がいる時は手で抑えるほど。

単独で山側の奥地(大日崎)あたりまで行く場合は、必ず用意しておくと良いでしょう。

あるとおすすめ!カロリーメイト系の栄養食

最後に、あるとおすすめなのはカロリーメイト系の栄養食。

長距離移動をして釣り歩くため、ご飯系のものがあるとベストですが事前に準備するのは面倒なもの。
手短に小腹を満たすなら栄養食系の携帯は必須です。

もし中禅寺湖で食事をするなら、周辺のレストランやコンビニ(ヤマザキショップ)となります。
休み休み釣りをするなら全然良いですが、本格的に一日中釣りをするなら持参するのが効率良いですよ。

シーズン前にセット買いをしており、他の釣行・遠征でも持ち歩いています。

早めの準備を。事前の準備でパフォーマンスに歴然の差が出る

以上、中禅寺湖の釣りにおいて用意しておきたい装備についてご紹介しました。

中禅寺湖の釣りは、装備に何か不備があると満足した釣りができないもの。
特に服装系の装備を怠って現場に向かうと、寒すぎて釣りにならないこともあるでしょう。

簡単ではない中禅寺湖の魚を狙うためにも、安定して1日の釣りが楽しめるように準備を進めておいてくださいね。

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